悪徳業者は今も在宅ワークで障がい者と主婦層を狙う
- 2008/01/06 22:43 JST
- 表示回数 2,953
悪徳業者かどうかを調べるのは簡単だ。「(調べたい会社名) 悪徳」これでGoogle検索するだけだ。障がい者や主婦層に在宅業務を委託するはなしがあったら,まず疑ってみることだ。宅業務自体が激減している上,PC業務を請け負うSOHOは急増している。
パソコンが使えるというだけで仕事になった時代はとっくの昔に終った。1996年頃までは,退職してSOHOになったわたしには,会社勤務時代の倍程度の売り上げをパソコンひとつ持つだけであげたものだ。どんどんクライアントを紹介してもらって,SOHOはばら色の時代だった。
が,パソコンが使える,開発できる,WEBのデザインができる,そういったSOHOが多数になってしまっては,よほど卓越した技術やネットワークを持ったSOHOしか仕事は来ない。
悪徳業者の取り締まりはなかなか進まない。せめて情報交換を行って,少なくともそういった業者とは一切関わらないで欲しい。
在宅業務自体が激減している理由
- 一般企業が業務を受け入れる体制を整えてきたので,緊急避難的にSOHOに外部委託していたのが無くなってきている。SOHOはSOHOでも,法人SOHOや屋号を持って組織化した専門スキルを持つSOHOには今も引き続き業務があるが,組織化しないSOHOには,企業は大量の業務を発注できないので敬遠される。
- 個人情報保護法で,安易に外部委託ができなくなった。
- DMやアンケートがインターネットを活用したものに移行し,データ入力そのものが少なくなってきている。
SOHOが急増している理由
- パソコンスキルは,だれにでも求められるスキルになってきており,特殊スキルではなくなった。
- 在宅,あるいは自宅周辺にオフィスを持って仕事をしたい潜在的欲求は昔からあり,今後ますます高くなるだろう。
- 雑誌・新聞の広告や記事で,ありえない良い条件の在宅業務が未だに頻繁に紹介されている。
では,在宅,あるいは小さな組織をつくってなにか仕事をしたいとき,どういう仕事があるのか。
それは,SOHOなら決断は自分自身でできるし,自分自身を売り込むことで最低限の信頼をネット上でできることだ。機動力においては,大手の会社に対して圧倒的な優位を持っている。それを生かしてすぐにネットを立ち上げてみてはどうだろう。
どうしたらよいのかは,まずはあまりにも有名になったSNSのmixiや,全国のSOHOが参加する日本SOHO協会SNS,全国640名のSOHOが集うIvy SOHO SNS「We」といったSNSに参加して情報を交換すると良い。
そしてブログをすぐに立ち上げよう。まずはここから。無償で利用できるASPサービスによるブログならその日の内に立ち上げられる。
独自ドメインを取得してオンラインショップも開いてみよう。安価ですぐに立ち上げられるサービスもある。
いろんなオープンソースを使ってみよう。まずはOpenOffice.orgなど,役に立つソフトウェアがすぐに見つかるだろう。Wikipediaのオープンソースの項目を参考にするとよい。
オープンソースを使ってみたら,ぜひユーザ会に入って交流をたのしもう。互いのしあわせ,多勢のしあわせのために開発するネットワークに参加する意義を感じて欲しい。
そうした活動を続けていく中で,何をテーマにするのか,どう運営するのか,SOHOなら決断はすべて自分(たち)でできる。