美しいテーマはスタイルシートまでも美しい
- 2006/12/07 01:34 JST
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コンテンツマネジメントシステムのよいところは、テンプレートを指定することで、全体のデザインが自動的に決められるところです。コンテンツは厳然とデータベースに入っていて、その見栄えはテンプレートで決まります。
どんなコンテンツも、どういうテンプレートで表現されるかで、随分と印象が変わるものです。
ひとつのCMSは複数のテンプレートでサイトが生成されますが、そのテンプレートの集合体をテーマと呼んでいます。
汎用CMSであれば、テーマを各人の好みに合わせて自由に選んだり、各種の障碍に応じて読み上げソフトに対応したテーマを、閲覧状況によっては携帯用のテーマを、といったふうに、様々なテーマでサイトを閲覧することができます。
一般的に、テーマは様々なサイトからダウンロードできます。ユーザは好きなテーマをダンロードしてカスタマイズするだけです。
これまでに、いろいろとカスタマイズしやすいテーマを試行錯誤で作成してきましたが、とびっきりのテーマが誕生しました。全体のスタイルシートの設計がしっかりとして、あらゆるブラウザへの対応が考えられて、非常に美しいGeeklogのテーマです。
その、たいへん美しいテーマを生み出したのは、Phizeさん(Phize on the Web)です。
Phizeさんが作成した「ProfessionalCSS」というテーマをベースにオージェさんがおなじくCSSの「MODx」もどきのテーマ「DOOMOx」を作成し、それをベースにこちらでビジネス利用に耐えるテーマを目的に、テーマ「Geek_and_Loggloo」を作成しました。
すでにベースができあがっていたので、タイトル画像とタイトル背景画像、背景の画像を差し替えるだけですから、作業時間は1時間あまりであたらしいテーマができあがったわけです。
これまでにテーマでこれほどの感動を覚えたことはありません。このテーマはどんなに長時間見ていても飽きません。みればみるほど惹かれるテーマ。
細部まで細心の注意が払われているので、いろんなメニューをクリックするごとに味わいが深くなります。
どうしてここまで惹かれるのか・・・それはもうテーマ開発者の技術力の高さなのだろうとおもいます。それはもう芸術的というべきところまで昇華しているようにも思えます。
美しいテーマは、スタイルシートまでも美しい。ファイルを覗いてみると、圧倒されます。
SNSの日記やコミュニティでの発言から、ひとつひとつ不要なものを切り捨てて、一から理想的なテーマを生み出していった過程が手に取るようにわかっているのもうれしいことです。
Geeklogのソースからも一部HTMLが直接書き出されているので現状のサイトが完璧とはいきませんが、それはテーマのせいではありません。
テーマの美しさに圧倒されます。しばらくその美しさに酔いしれて・・・