オープンソースがテレワークを促進する理由
- 2009/05/25 08:32 JST
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オープンソース開発者の開発成果はガラス張りだ。だれもが評価できる。相対評価,絶対評価が開発者たちの間で共有され,日々のブログやSNS,メーリングリスト,チャット, 多方面での関わりによって,人間性からその人物の動きが精神的なものを含めて,なんとなく伝わってくる安心感がある。
だからオープンソースの開発は,テレワークが可能になる。
商用ソフトウェアでは,ソースは公開されないわけで,評価する人材が限られることになる。開発者のブログやチャットも外部に出にくく,外部からの評価も得にくい。そのため,評価の精度に関して,商用よりオープンソースが圧倒的に有利なわけだ。
新型インフルエンザの今回の騒動で,オープンソースのテレワークがあたりまえの業態に大変助けられている。大阪で開催するはずのセミナーが無くなったが,他ではそれほど痛手をこうむっていない。
この不況も,オープンソースは費用と機能を再検討した結果,オープンソースを選ぶ企業も増えてきており,オープンソースは利益を生みにくいのだが,一旦ビジネスになってくると,これほどしぶといビジネスは他にないのではないか。他のソフトウェア産業が立ち行かなくなったとしても,一番最後に残っているのはオープンソースかもしれない。