[みんなの回答]誤解されるSOHO
- 2007/11/18 05:13 JST
- 表示回数 2,210
SOHOへの仕事がなかなか回ってこないのでSOHOとして自活するのが困難。そのためSOHOスタイルがひろがらない、という理由もかなり大きいはずだ。
企業側からみて、SOHOに仕事を出したことがあるが、レベルが低くてSOHOに出したくない、という声もあるようだが、そもそもSOHOは玉石混交で,いろいろなレベルのSOHOがいるのは当然だ。
パソコンを使えて、何かしら仕事をしたい人ならだれでも「わたしはSOHOです」と宣言すれば、だれでもSOHOになれる。
企業が良いSOHOを捕まえる技術をもっていないだけなのではないか。
「わたしはミュージシャンだ」というひとがいて、ある企業が作品をつくってもらいたくて、適当に選んで作ってもらったところ、たいしたできばえにならなかった。だからミュージシャンはレベルが低い、という論理とまったく変わらない。
SOHOの応募のメール,SOHOが開設しているホームページ,できれば他からのそのSOHOの評価などを広くWEBから探すなど、そういった努力を行えば実力はほぼ確実につかめるはずなのだ。
まず、メール。署名やアカウント名がビジネスメールとして完璧ならまず間違いない。1,2度メールのやり取りや仕様の確認、テスト納品まで行ってもらって問題なければすこしずつ依頼して、SOHOの能力を計り、お互いの信頼関係を築けばよい。
受発注のしくみに、フォームメールで申込み、フォームメールで応募するしくみがあるが、フォームメールでは本人のメールのマナーがどうなのかよく把握できない。メールのマナーが第一の足きりになるので、これで応募が多数でもかなりふるいおとせるのだ。わたしが1998年から立ち上げているSOHO支援サイトであるIvy SOHOでは当初から応募をメールに限っており,フォーム形式にしなかったのはこのためだった。
SOHOというイメージをあげたいので、正式にSOHOと名乗れるための認定制度を設ければよい、という意見もあるようだが,だれが認定するのか,もししているとしたら営利目的で認定事業をしているのではないか,もし国がするのなら我々SOHOよりずっと技術的に遅れているだろう国に認定されて良いのか,認定制度に関わる職員を養うためにまた高い費用がSOHOの負担になるのではないか,など,これも解決方法としてどうなのか,というのがある。
情報処理試験というのがむかしあったが,とっくに終っているはずのCOBOLやFORTRUNをこの試験のために,勉強しなければならなかった。
情報処理試験の勉強ができるほど暇な開発者は,現場ではあまり能力がなく,暇だからできるのかも,というような状態になって,あてにできない。
結局、能力を判断する技術を雇う側が身に付けるのが一番はやいのだ。
そしてSOHOはSOHO支援サイトのSOHOデータベースをたよらずに,自らホームページを開設して直接発注元がら受注するしくみをつくるほうがよほど成功への近道となるだろう。
Ivy SOHOで早くからSEOセミナーそしてCMSであるGeeklogのセミナーを行ってきたのはそういう理由もあった。
SOHOとして独立したいのなら一刻もはやく、独自ドメインでホームページを開設することだ。そして、これからホームページをつくるのなら、RSSフィードを自由に作成できてコンテンツの作成が簡単なオープンソースCMSを活用して欲しい。