SOHOやテレワークを応援するサービス

  • 2009/12/07 12:16 JST

前回,めずらしく広告めいたもブログを書いたわけは,このクラウドのサービスが,SOHO事業者やテレワーカーにとって,新規事業のひとつのヒントになったり,企業に対して情報管理徹底のアピールになるから。

こういうサービスがある!ということを知っているだけでも,SOHO側は大きな安心を得られる。

このサービスを,個々のSOHOが個別に契約することはあまり想定していない。

企業が不特定多数の社員や派遣社員,SOHOに対して利用することを目的として,企業が契約してもらうことが望ましいと思っている。

SOHOは,基本的に会社の規模で大きく負けているので,そこをスキルで上回ることでつきあっていくことになる。

ひとりで戦うのはなかなかに難しい。

が,SOHOを応援するいろいろなサービスがあることを知ることや,そうういった情報が集まるSOHOサイトに登録しておくとこころづよいところもあるんじゃないだろうか。もちろん,SOHOサイトとは,Ivy SOHOとか,なんだけど。

 

データセンター設置のWindowsマシンをクラウドで利用

  • 2009/12/05 21:57 JST

今回は,弊社で紹介させていただくことになった,クラウドサービスについてのご紹介です。

 

データセンター設置のWindowsマシンをクラウドで利用できるサービスがあります。

情報流出が怖くないですか?持ち歩くノートPCの紛失から自宅のPCの盗難など様々なリスクが考えられます。

Windowsクライアントのシステムの場合,仕事はオフィスでしかできないといった不便を感じたことはありませんか。クラウドに設置すればすぐに解決します。アクセスなどのアプリケーションを,クラウドを通してどこからでもアクセスできるようになります。

ハードディスクのクラッシュが怖くありませんか?データセンターに置いてあるならどこよりも安心です。

ログインすると,データセンターに置いてあるPCの画面がそのまま手元のPCに表示されます。

画面の動きが転送されるわけで,動画はつらいですが,それ以外であれば問題ありませんし,たいていの自前のPCよりデータセンターにおいてあるPCのスペックのほうが高いので,処理速度はかえって高速になってストレス軽減になるくらいじゃないかと思われます。

毎回データセンターのPCにアクセスしてログインする手数は増えますが,なにかあったときのことを考えると安心のサービスだと思います。

このサービスを,1台から契約できるということで, 情報をセキュアに運用したい企業へ,そして,テレワーク・ノマド型ワークスタイルへ移行させるためのツールとしても期待できそうです。

詳しくはPCお預かりサービスのごあんないをご覧ください。

SOHO支援団体~財団法人日本SOHO協会は再生できるのか~

  • 2009/11/24 15:44 JST

先日,現在の活動をオープンソースリソース研究会で発表したなかで,SOHO支援事業が,時代が変わってきた中で要らなくなったというくだりに随分納得した,という感想をいただいた。

1998年当時,SOHO支援団体としてIvy SOHOを立ち上げた。当時は必要とされるピークだったのではないだろうか。

どんどんひとが集まり,熱気があり,期待もされた。

当時は企業から流れてくる案件を細分化してSOHOに委託する事業が多く,発注額も数100万円というようなものまであったので,リスクをかかえながらも,当時1万人を超えるSOHO支援サイト参加者から,スキルの高いメンバーを選りすぐったり,受発注経験を重ねて定常発注メンバーを増やすことで対応した。

ところが,他のSOHO支援団体(?)では,高価格な業務の横流しによる利益を得ているといううわさを聞く様になったり, 高額の案件が少なくなってリスクばかりが高まることで嫌気が差し,業務委託事業はほどほどにする方針に変えた。このころ,あちこちに立ち上がっていたSOHOグループやSOHO支援団体も急激に姿を見せなくなっていた。 ますますWEBが充実して,発注先を,SOHOグループに委託する必要がなく,直接受託できる企業をWEBで探せるようになったたからだ。

それよりも,SOHOがこれから起業するにあたっての支援のためのセミナーが必要だと考えて,弁護士,弁理士,税理士,社労士の先生方を呼んだり,SEOやWEBカラーの専門化を呼んでセミナーを開いた。

そういうなかで,これからのSOHOに特に必要だと思われたCMSを,当時日本で紹介されていた5~6件のCMSの中から選んだのがGeeklog。

Geeklogは,ポータルサイトもつくれる汎用CMSで,WEBでビジネスを行ったり,WEB開発サービスを行うにあたっても協力なツールになると感じ,Geeklogにほぼ1本に絞ってOSS活動にのめりこんだ。

Geeklogを選んだのは,2004年当時。そのころにはもうSOHO支援団体の意味合いも随分薄れてきつつあった。

それでもまだ期待するところはあったので,2007年,東京移転と同時に,財団法人日本SOHO協会に幹事として参加し,年に1回の大イベントであるSOHO DAYではOSSをテーマに シンポジウム内で,パネルディスカッションを開いた。

経緯はここでは省くが,この夏,わたしは辞表を出した。

そうして理事会があらたに再結集されたわけだが,SOHOを考えていろいろこれまで企画を出してきたわたしをふくめたSOHOサイドの理事たちへは一切声がかからなかったようで,知らない間に新理事が加わり理事会だけは開催されたと聞いた。

そして,ことしのSOHO DAYはどうやら流れてしまったらしい。

イベントも開けず,ホームページの更新もできない今の状況が続くようなら,また,協会が発信する理念をあらたに構築できないのなら,SOHOからSOHO協会へ求めるものもますますなくなっていく。

いつか打開する日がくるのだろうか。

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