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CMS比較サイトを利用すべきか

  • 2009/04/28 16:45 JST
  • 表示回数 3,389

CMS比較サイト,あるいは一括見積もりサイトを利用すべきなのかどうか。

CMSは利用したいがどれを選んでよいか分からないし,ましてやどの会社に委託したらよいのか皆目見当が付かない。そのようなときに,CMS比較サイトがあって,一括見積もりができるとあれば,依頼してしまいがちだろう。

受注側の企業と立場としては,比較サイトに業者登録を2件行ったが,結果,基本的に弊社に直接委託される業務で手一杯なので,受注できるかどうか確約のない会社に対して見積もりを行うだけの体力もないし意味もあまりない。

比較サイトの場合,委託が100%確定していない場合も多く,単に検討のために案件を出していることさえあるようなので,あまりあてにしてはいけないようだ。

CMS比較セミナーを先日,Geeklogセミナーで行った。商用CMSの「RCMS」と,昨年日本にあたらしく紹介されたばかりの「eZ Publish」の推進者にスピーカーとして来ていただいた。

それぞれのCMSに,それぞれのよさがあり,存在意義があることをあらためて認識させられる貴重なセミナーになった。

 「RCMS」のお問い合わせフォームプラグインの充実は,さすが日本における商用CMSならではの開発で大変参考になった。今後のGeeklogの開発に十分活かしていきたいと思わせる内容だった。

 「eZ Publish」は,WEBフレームワークとしての今後の可能性に目を向けてくれた。

まずはいろいろなCMSに直接触れて,目的にあったCMSを選らぶことだと思う。

CMS選びについては,CMSの現在の機能の○×表にとらわれることなく,推進者がどの方向へ育てようとしているのかを見極めること。本家があるばあいには,本家との連携をどう考えているのかをよく見極めること,日本での利用は,日本語メール,携帯対応,お問い合わせフォーム,この3点の開発が海外の開発物と大きく違うので,この3点をどこまで日本が独自に対応させられるかが大きな鍵を握っているように思う。

Geeklogは,Ivy SOHOの流れが地盤にあるが,それだけでGeeklog SNSが 1000人を超えて活発に活動しているわけではなく,Geeklogの良さに惹かれてこその数だと思う。また,お互いに助け合う精神は,Ivy SOHOからのものだが,Geeklogはそれが非常に顕著で,公式サイトのサポート掲示板におけるフィードバックを含む書き込み数も非常に多い。Geeklogの開発コミュニティは居心地がよいと,他のOSSのリーダたちも結構多く参加して,交流をはかっているのも特徴だ。

Geeklogはひとくちでいうと,開発者にとっては非常に手離れが良く,利用者にとっては非常に簡単に使いこなせるCMS。シンプルな構造ながら高機能なことまで拡張できるのが特徴だ。

OSSは単独では成長できない。いろいろなOSSと交流を持つことが必要で,商用CMSとの交流も例外ではない。

今後も交流できる機会があれば,きていただくばかりでなく,こちらからも出かけていくので声をかけてほしい。

次回のセミナーは,5月15日。テーマはやはりCMS比較。他のCMSのスピーカーを募集中なのでぜひご紹介ください。

セキュリティリリースGeeklog1.5.2sr4

  • 2009/04/18 23:44 JST
  • 表示回数 2,620

Geeklog1.5.2に対してセキュリティリリースが公開された。

http://www.geeklog.net/article.php/geeklog-1.5.2sr4

Nine Situations グループのBookooが古くから利用されているユーザセッティング(usersettings.php)においてSQLインジェクションがあると報告したが,今回のリリースで対策された。

変更すべきソースは,公開領域/usersettings.php のみ。Geeklogご利用の方は本家からダウンロードをどうぞ。

usersettings.phpは,日本語化にあたって,一切修正していないので,本家から配布されているusersettings.phpを差し替えるだけ。

Geeklog 1.5.2sr4 combo update (Geeklog1.5.2sr4コンボアップデート) installation recipe を公開した。自動インストーラでどうぞ。

http://hiroron.com/filemgmt/index.php?id=179

過去,Geeklogのセキュリティリリースは1年に1度くらいとほとんどリリースがなかったが,ここ1ヶ月の間に4度も立て続けに報告を受けてセキュリティリリースされている。

2009.4.18 sr4リリース
2009.4.13 sr3リリース
2009.4.4 sr2リリース
2009.3.30 sr1リリース

オープンソースを使うことにより,危険な箇所をこうやって多くの目でチェックされ,その都度本家から早急に対策されてくるのはありがたいことだ。

利用する立場としては,セキュリティリリースに早急に対応していくことが大事だ。

Geeklogは言語がプログラム本体から切り離されており,マルチバイト環境のサイトでも問題の無いCMSになってきている。このところのセキュリティリリースも,日本の携帯ハック対応が必要だったlib-sessions.phpのsr2を除き,sr1,sr3,sr4は本家配布版そのまま差し替えるだけ。これは大変ありがたいことだ。

そういう開発を続けるためにも,本家へのフィードバックを行って,日本からの要望も本家版に取り込んでもらい,日本でのハックを極力行わない開発体制が益々必要だとおもう。

将来も安心して使えるように,開発したものは積極的にフィードバックしていただきたい。それらを本家へもフィードバックすることもできる。ひとりでフィードバックしきれないときは,複数の開発者で応援書き込みも。

こういった体制で進めてきた結果,いくつかすでに本家版に取り込まれた。

開発したものを公開しないまま使っていくのは結果として開発成果を死蔵してしまうことになりかねない。公開していくことで他の開発者によってさらに進化して,必要なものは日本語版や本家版にさえ取り込まれる。本家版になったら,セキュリティ関係も厳重にチェックされていくのでさらに安心して利用されていく。

こうやってオープンソースは多くの知恵を結集してさらに強くなっていく。

2009.4.23 Geeklogセミナー「CMS比較」では,商用CMSのRCMSと昨年日本で紹介されたばかりのeZ Publishを招いてセミナーを開催するが,今回の一連のセキュリティリリースに関する話題や,Geeklog1.4からのバージョンアップなども話題にしたい。まだまだ参加者を募集中なのでどうぞ。

汎用CMS比較一覧~OSS Japanより

  • 2009/04/09 21:42 JST
  • 表示回数 4,998

OSS Japanの2009.4.9現在のプロフィール登録は、名。OSS登録数は、件。

汎用CMS比較一覧ページが,すこしにぎやかになってきた。

参加者数が145名なので,利用者数や開発者数の割合はまだまだ実数には程遠いのだが,各参加者の貢献度合いが非常に高く,よくもこれだけのオープンソースに関わっているものかと,感心するばかりだ。それぞれの参加者のオープンソースの貢献度合いがログインすることによってよくわかる仕組みなのでぜひアカウントを作成して参加していただきたい。

OSS登録数はどのサイトより豊富に集まってきているのではないだろうか。

日ごろのオープンソース活動のなかであたらしく知り合う開発者ネットワークを通じて地道にOSSの種類を増やして情報を追加している。 登録されていないOSSがあったらこちらへ!

4月23日,Geeklog:CMS比較セミナーをテーマに開催することになり,eZ Publishの参加をいただけることになった。OSS Japanへの登録がまだだったのでお願いしたところすぐに登録していただいた。eZ Publishは昨年日本に紹介されたばかりのCMSだ。これからも毎年,ますます多くのOSSが紹介されてくるはずで,それらをすべてフォローしていきたい。

ソフトウェア名登録ユーザ
C3 合計:0
Dynamicweb 合計:0
Geeklog 合計:19
Joomla! 合計:6
MODx 合計:5
PHP-Nuke 合計:2
RCMS 合計:0
SITE PUBLIS 合計:0
TYPO3 合計:2
XOOPS Cube Legacy 合計:10
Drupal 合計:4
Plone 合計:2
Liferay 合計:1
NetCommons 合計:0
concrete5 合計:6
eZ Publish 合計:1

すべてのCMS比較一覧へのリンクはこちら。

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