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オープンソース「島根県CMS」公開

  • 2008/02/19 23:14 JST
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島根県CMSは、Ruby on Railsで作られた行政機関向けのCMSで,今月14日,GPLで公開された。

島根県公式ホームページでさっそく利用されているのだが,よみあげ・ふりがな・もじ大きく/小さく・いろ・その他詳細設定が可能になっている。文字を音声合成して読み上げるが,これは東京大学などが開発しているオープンソースの擬人化音声対話エージェント研究開発プロジェクト「Galatea Project」を利用しているという。これが標準になれば,もう,高価な読み上げソフトウェアなど不要になってくるというわけだ。

参照:ITpro 島根県のホームページ管理システムがOSSとして無償公開,地元企業がRubyで開発

島根県としては,今後はベンダー・ロックインに苦しむことなく,しかも地域振興を兼ねることができる。

さらに多くのRuby技術者を養成し, 一大情報産業に仕上げていくことさえ可能になった。

地方が情報産業を育てるのに,オープンソースが大きな武器になる良い見本だ。

Geeklogでも読み上げソフトの開発をしてみたい。 いっしょに組んでもらえる第2の島根が現れないものか…

ともかくオープンソースが地方でビジネスになる良い見本になりそうだ。

オープンソースを支える地方の人材

  • 2008/02/12 00:23 JST
  • 表示回数 2,319

オープンソースの開発は,ネット環境さえあればどこででもできる。オープンソースを利用している人口は圧倒的に東京かもしれないが,中心となって支えている人たちは地方に点在して,ほとんど表に出てこないのかもしれない。

先日名古屋でオープンソースソフトウエアセミナーがあり,CMSのGeeklogとMODxのセミナーがあった。Geeklogは東京からわたしが,MODxは茨城から与刀さん,大阪から山本さんが講師として参加した。

会場の運営スタッフには,Joomla!のリーダーもいた。セミナー会場にはXOOPS Cubeの開発者やSNSのMyNETの開発者,Firefoxの開発者などもいて,オープンソースプロジェクトに深く関わるひとたちの比率が非常に高かった。

今週末の15日~16日は大分県でオープンソースカンファレンス2008 Oitaが。そして2月29日~3月1日は東京でオープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Springが開催され,4月12日新潟県オープンソースカンファレンス2008 Nagaokaに続く。

今年は開催頻度が昨年より上がって,北海道,島根,沖縄,福岡でも開催されるが,さらに愛知開催も検討中で,地方に点在するオープンソース開発者は地方での開催を待ちわびる。

OSC2008がはじまる

  • 2008/01/21 12:43 JST
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全国を巡回するオープンソースイベントであるオープンソースカンファレンス(OSC)が,今年もOSC2008として始まる。

2月15日-16日の大分,2月29日-3月1日の東京がすでに確定しているが,ことしも7~8回のイベントを開くことになりそうだ。

東京の2次会会場の下見を兼ねて,東京で新年会が先週開かれて参加してきた。毎年東京・京都・大阪などで顔なじみの面々ばかり。オープンソースを中心的な役割で携わっているひとたちがたくさん参加している。

ただ,17人も参加しているのに,女性がわたしひとりというのにも驚いた。 大分のイベントでは,後泊して温泉へも行くのだが,温泉で交流というのもOSCのMLで流れていた。みんな男性だから成り立つ企画かも。開発者として会社に入社してくる女性は,大手なら多少いるだろうが,小規模な会社になるとかなり少ないだろう。オープンソースは小規模な会社によって多くは支えられているので,自然,IT業界に女性がいないのに輪をかけて,オープンソース界に女性がいない,ということに繋がっているのかもしれない。

それでもPHPなどWEB系のオープンソースには女性が多かったりするらしい。そういえばGeeklogもわたしを含め,結構女性が多い。 開発者として参加している人たちだけでなく,WEB企画,デザイン,FLASH,コーダーという分野になると女性が多いからだろう。

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