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Geeklog 1.7.0へ

  • 2010/04/17 21:55 JST
  • 表示回数 4,168

Geeklog 1.7.0 BETA 1 が本家から配布されました(記事)。

新機能と改善点

  • Geeklogは、新たに PostgreSQL データベースをサポートします。この機能は Google Summer of Code 2009で、Stan Palatnik により開発されました。
  • セキュリティートークン (CSRFプロテクション) が期限切れになったとき、ユーザは再認証できます。再認証で成功すれば、編集内容を失うことなく操作を継続できます。
  • Rootユーザにだけ選択が許可されていたHTML フィルターのスキップは、アクセス権として独立しました。
  • デフォルトグループが追加されました。新規ユーザは、デフォルトグループに最初から属します。
  • 新着ブロックにのみ表示されていたプラグインのコメントが、ユーザのプロファイルにも表示されるようになりました。(新しいPlugin API 関数 - プラグインの変更が必要)。
  • 認証が必要なページの表示には、ログインフォームが表示されます。
  • アドバンストエディタが有効なサイトでは、ユーザがマイアカウントの設定で有効にするか無効にするか選べるようになりました。
  • 記事コピーオプションが追加されました。(静的ページプラグインやカレンダープラグインのように)
  • 新しく自動タグ

    [user:]

    が提供されました。ユーザプロファイルへのリンクができます。

その他の変更

  • GeeklogのPHPとMySQLのシステム条件は、 PHP 4.4.0MySQL 4.0.18に引き上げられました。
  • FCKeditor 2.6.6 にアップグレードして同梱しました。
  • theme changesも参照してください。

このリリースもまたGoogle Summer of Code 2010の学生たちのたくさんのパッチと開発を含んでいます。ありがとうございます!

詳しい開発履歴は、こちら。

現在日本語化開発をすすめており、Geeklog 1.7.0 BETA 1日本語版の配布準備を行なって、もう出すだけになっています。

PostgreSQL対応は、随分前から日本でも要望が高かったもので、 Google Summer of Codeプロジェクトのおかげです。

ことしもGeeklogはGoogle Summer of Codeに参加します。多くの学生から応募問い合わせが来ており、インドの学生たちの応募が目立ちます。残念ながら日本の学生からの応募はMLで流れてこないのが寂しいです。

Google トレンド CMSの検索がインドでかなり突出しています。ベトナムも6位で、Blogでの検索結果では1位です。

Google トレンド CMSの検索結果 Blogの検索結果

やはり元気な国がここに現れているようです。

記事コピーや、静的ページのWikiライクなページ作成機能など、日本からの要望もかなり取り込まれて、さらに使い易くなりました。

GPLは怖くない - OSSを使うメリット(5)

  • 2010/03/28 15:20 JST
  • 表示回数 4,108

SIerは、オープンソースのライセンスに敏感です。オープンソースの代表的なライセンスであるGPLライセンスには特に慎重になります。

オープンソースは、本来開発したことをどんどん公開していくことで成長するものなのですが、公開したくないと考えるSIerにとっては非常にやっかいなライセンスでもあります。

公開したくないといいつつも、ソースはユーザであるクライアントには暗号化することなく公開されています。それをどこまでフィードバックするかは、実際には努力目標であって義務になっているわけではなく、コードがフィードバックされていないからといって訴訟になった事例はないはずです。

オープンソース側からの希望としてはオープンソースを活用していることの公表は最低限行っていただきたいとは思いますが、オープンソースライセンスがビジネスを妨げるものであってはならないと考えていますから、やみくもに訴えるようなことはしません。訴えるだけの体力ももとよりありません。

以上の理由から、たとえGPLライセンスであってもSIerが怖がる理由はなにもありません。

また、GPLライセンス以外のオープンソースなら、フィードバックをなにもしなくても問題ないのかといえば、それはまたそういうものではありません。

オープンソースの開発者は、自身の開発が、不特定多数の多くのユーザによって活用されて多くのひとが幸せになることにこそ自身もまた幸せを感じます。

オープンソースに携わる開発者のこころを理解したら、自ずとライセンスの本当の意味もわかるのではないでしょうか。

以上、SIerとSEがより強くなるために、オープンソースの活用はかかせない、ということになるはずです。

Geeklogコミュニティへどうぞ

ドキュメントが整備されて日本の開発者コミュニティが活発でフィードバックが盛んに行われているGeeklogのコミュニティは、オープンソースの開発をはじめるとき、その動きはきっと参考になるのではないかと思っています。どうぞご参加ください。

    * Geeklog.jp SNS

国・経済産業省や自治体が国産オープンソースをもてはやす前にすべきこと - OSSを使うメリット(4)

  • 2010/03/28 15:19 JST
  • 表示回数 3,918

現在も日本初のオープンソースがいくつか出てきて、国や自治体がやみくもに国産オープンソースを取り立ててもてはやす傾向がありますが、それはあまりにも拙速な施策です。

まず、日本が世界基準のオープンソースに貢献できる開発力を付けてこそ、世界に通じるオープンソースを輩出できるのです。

国や自治体が特定のオープンソースだけを取り立てるのは、かえって日本の技術力の向上にブレーキをかけることになりかねません。

オープンソースの競争は公平であるべきです。国や自治体の補助金だのみの開発ほど危ういものはありません。

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