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今年最大のオープンソースカンファレンス開催

  • 2007/10/04 01:11 JST
  • 表示回数 2,274

オープンソースカンファレンス2007が10月5日,6日東京で開催される。

日程:2007年10月5日(金)・6日(土) 10:00?18:30(最終日は17:30)
会場大田区産業プラザ(PiO) (東京都大田区・京急蒲田駅徒歩3分)
参加費無料
内容:オープンソースに関する最新情報の提供
・展示 - オープンソースコミュニティ、企業・団体による展示
・セミナー - オープンソースの最新情報を提供
主催オープンソースカンファレンス実行委員会
企画運営株式会社びぎねっと

オープンソースカンファレンスは年に6,7回程度全国で開かれる。
やはり東京で開催される催しがもっとも入場者も多く,出展団体も多い。

出展者団体はどこもおしなべてラフな格好で,こういったイベントで顔見知りになっていることが多い。

ただ,こういった催しを支えているのはいわゆる民間企業で,国などが応援している気配がないのは残念な気がする。

ところで,9月20日,デジタル家電およびPC関連製品製造販売の米Monsoon Multimediaが、GNU
General Public License(GPL)違反で提訴された。(ITメディアニュースより)

GPLの生まれた経緯や理念を理解することなく,ソフトウェア開発に貢献する意思を持たないでただ成果だけを横取りして利益だけをむさぼるのは正義に反した行為だろう。

日本のメーカーもオープンソースを利用した商品を,ソースを開示することなく販売している現実がかなりあるようなので震撼したはずだ。

GPLの規約は誤解されやすいが,GPLの生まれた経緯や理念をよく理解することからはじめることが重要で,規約の枝葉末節を捉えて抜け穴を探してはならないだろう。

サーバのチューニング

  • 2007/09/16 06:15 JST
  • 表示回数 2,353

サーバがやたら遅いと感じたことはないだろうか。

特にCMSであれば,1ページ表示するために,MySQLのたくさんのテーブル,そして非常に多くのPHPやテンプレートファイルをアクセスした上で表示するので,サーバが適切にチューニングされていなければ,サーバがいくら性能が良くても関係なく非常に遅くなる。

自前のサーバやVPS等の専用レンタルサーバであればこれらの作業で,色々な高速化ができる。

  • データベースの設定
  • Apacheの設定
  • PHPのアクセラレータの導入等

遅いなと感じたらすぐチューニングをしてみると良い。

快適にページが表示されるようになると,ストレスなくページを閲覧できるので,自然に閲覧ページが増える。
あまりに遅いページであれば閲覧者から敬遠される。

サーバにかかる負荷が少なくなるので,同じサーバでたくさんの同時アクセスを処理できるようになる。同じサーバにより多くのサイトを設置できるのでコストパフォーマンスも良い。

またPHPのレスポンスが良くなればより複雑なプログラムを追加構築してより良いサービス構築が可能になる。

VPS等でしっかりチューンアップしていない状態だと1ランク上のサーバを選ぶ必要が生じて月々の費用も増大することになるかもしれない。

こういったことをホスティング会社に相談しても,一般的にチューニングのアドバイスはしてくれないようだ。VPSなら自己責任でこのようなことまで視野に入れて賢く運営したい。

今月,ある会社のサーバのチューニング作業を行って劇的にレスポンスが上がったので,ものすごく感謝された。

他でもこのようにチューニング作業で劇的に改善される可能性のあるサーバが眠っているに違いない。

今回のチューニング作業は,Geeklog Japaneseの開発メンバーで,Zen CART on XOOPS, Zen CART on Geeklogの開発など,オープンソースで活躍しているTKTools.jpの木下さんに委託した。オープンソース開発のネットワークのなかで,サーバのチューニング作業を安心して委託できるひとが見つかったわけで,本当によかった。

このようなサーバのパスワードもすべて渡して作業してもらえるには,スキルはもちろん必須だが,日ごろの人間関係が安定して良好であることも重要だ。

オープンソースの恩恵を,こういった場面でも受けている。

オープンソースはSOHOの未来を拓く

  • 2007/09/14 16:53 JST
  • 表示回数 2,339

「オープンソースはSOHOの未来を拓く」

これは,ことし11月1日,東京で開かれる日本SOHO協会主催のSOHO DAY記念シンポジウムのテーマで,今年は評議員としてこのシンポジウムに参画することに。

総務省からの基調講演も,オープンソースとSOHOというテーマでお願いする。

NPO法人オープンソースソフトウェア協会理事へも基調講演をお願いしていて,いかにすでに日本でパソコンの世界だけでなく,様々な場面でオープンソースの恩恵を受けているのか,国や企業からのサポートはどうなっているのか,オープンソース全体のながれはどうなっていくのかをお話しいただく。

パネルディスカッションでは,SOHOになじみの深いSNSのオープンソースであるOpenPNEの 手嶋  守氏,電話のオープンソース Asterisk PBXの高橋 隆雄氏,MySQLなど多くのコミュニティで活躍している 宗近 龍一郎氏,日本OSS推進フォーラムの吉岡 弘隆氏といった面々で,コーディネータはわたしが勤める。日本のオープンソースへのそれぞれのかかわり方,将来の展望,国や企業など周囲に期待したいこと,SOHOなど一般のオープンソース活動参加のコツなどを聞いてみたい。

先日Ivy SOHOのセミナーでも話題にしたが,オープンソースはSOHOにとって強力な武器になりうる。大企業の技術を一切公開しないシステムでは,最初から開発力に制限があり,導入した企業はベンダーの動きに縛られた運営をせざるを得ない。導入費用は格段にオープンソースのほうが安く,概して性能も高く,将来性もあるのであれば,自然にオープンソースを活用する企業が増えていくし,一旦オープンソースを取り入れた企業は商用のシステムに戻る必要性も感じない場合が多いので戻ってくることはない。

導入側にとって,基本的にすべてのシステムをオープンソースで構築するのが将来の保険にもなる。ベンダーに支配されるのは苦痛なはずだ。

SOHOの多くはオープンソースを利用し,その代わりオープンソース活動にフィードバックしていく。そうやってますます良いオープンソースに育っていく。SOHOは活動に参加することで,ネットでもリアルでも互いに連携して信頼できるネットワークをつくっていくことができるわけだ。

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