元気なオープンソースとヘッドハンティング
- 2011/01/06 09:00 JST
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IVYWE ニュースレター No.2
https://www.ivywe.co.jp
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※このニュースレターは名刺交換をさせていただいた方,および,
今回よりIvy SOHOサイト登録者へお送りさせていただいております.
ご不要な場合はお手数をおかけしますが,下記リンクから解除いた
だきますよう,お願いします.
新年あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いします.
前回のニュースレター↓のつづきです.
https://www.ivywe.co.jp/article.php/newsletter20110101
オープンソース万能をうたうわけではありませんが...
オープンソースの活用が,そろそろ「無償だから利用する」から,
「オープンソースだから利用する」へと切り替わるのではないかと
感じています.
ことしのスローガンは,元気なオープンソース.
OSSのコミュニティは,多様なネットワークを提供してくれます.
オンラインだけのコミュニケーションに限りません.
とはいえ,おもったほどの広がりを日本で感じられない,というの
は正直な感想です.
そもそもオープンソースをどれだけのひとが意識しているのでしょ
うか.
どれだけの大学生が,Google Summer of Code (GSoC)を知っている
のかさえも疑問です.昨年も日本からの応募はほとんどなかったよ
うです.(GoogleのなかのひとからTwitterで直接聞きました。)
Google Summer of Code - Google Code
http://code.google.com/intl/ja/soc/
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Summer_of_Code
2005年の5月から8月に初めて開催され、その後毎年行われているイ
ベントで、Googleが指定したフリーソフトウェアやオープンソース
のプロジェクトでその夏の間に課題をクリアした数百人の学生に賞
金を支払う制度
セキュリティ面でも機能面でも,優れたオープンソースは商用のソ
フトウェアを超えています.ベンダーロックインを避けて,開発資
産を世界的なネットワークで共有化して進化昇華させてあとに続く
開発者へ技術を継承させることができます.
オープンソースCMS「Geeklog」は,昨年もまたGSoCに参加し,多く
の成果を得られました.
http://www.geeklog.net/article.php/gsoc-2010-ends?query=GSoC
Geeklog GSoC 参加者マップ
http://geeklog.fr/maps/index.php?mode=map&mid=1&name=GSOC2010
※アメリカ,ルーマニア,インドネシアなどの学生たちが参加。
Geeklogは比較的日本から本家へのフィードバックが盛んで,プラグ
インや本体の開発も数多くなされており,そのため,日本からの要
望がすぐに本体機能に反映される,よい循環が生まれています.
そこで,日本からGSoCのメンターを紹介してもらえないかと本家か
ら問い合わせを受けたものの,そこまでの対応ができる開発者がお
らず,断らざるをえませんでした.
日本の場合,ことばの壁は大きく,オープンソースへの参加を妨げ
る大きな要因にもなっています.
さらに,国民気質として几帳面で,お客様は神様ですとばかり,ク
ライアントの要求に応えて管理画面などに大きな開発を行いがちで,
そうなると本家へのフィードバックをしないまま次のバージョンアッ
プとなり,アップグレードしようにもできない.アップグレードで
きないサイトはセキュリティ面での不安が増す,という悪循環で,
日本ではなかなかオープンソースへの貢献ができない,本体に日本
仕様が取り込まれない,いつまでたっても独自カスタマイズしない
と使えない,ということに.
本当のユーザは,一般のサイト閲覧者なのだから,そちらをこそ優
先すべきですし,フィードバックすることが将来,より使いやすい
ソフトウェアに成長することにつながるので確実に恩恵を受けるの
ですが.
オープンソース活動がひろがらない状況は,そもそも学生への訓練
やふれあう機会がないからであり,そうなっている状況は義務教育
からの問題にぶつかります.
そういえば義務教育で成功している北欧ではオープンソースが盛ん
です.
日本では教師になりたいと思えない待遇,環境があって,問題は根
が深いですね.北欧では教師は尊敬され,なりたい職業のひとつな
のだそうです。
ところで,最近オープンソースをやっている知人が会社をやめて
ただソーシャルネットワークのLinkedInをやっていたところ,その
オープンソース活動に目が止まって,ある外資系企業からヘッド
ハンティングを受けてあっという間に入社.ドイツでの研修期間を
終えて今,東京駐在勤務に.
実力が,遠く離れたひとからも認められる世界ですね。
オープンソースを探すなら,OSS Japan http://www.ossj.jp
.............................................................
セミナーのご案内
.............................................................
2010/02/25 15:00-17:00 LBIサロン
仮想化サーバー活用とセキュリティ最前線(参加無料・懇親会別途)
https://www.ivywe.co.jp/article.php/lbi_seminar_20110225
.............................................................
Geeklogユーザーのみなさま
.............................................................
Geeklog 情報は http://www.geeklog.jp ニュースレターをご購読く
ださい.
Geeklog運用ガイド:
https://www.ivywe.co.jp/staticpages/index.php/support_howto
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配信停止: https://www.ivywe.co.jp/wkymlmguser/index.php?mode=delete
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WEB開発・オープンソース開発・DBシステム開発 株式会社アイビー・ウィー
代表取締役 今駒哲子(こんまてつこ)
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー15階
TEL: 03-5456-5911 FAX: 03-5456-5511
IVYWE: https://www.ivywe.co.jp
OSS Japan | Geeklog Japanese | Ivy SOHO | Ivytweet | もじもじInput!
Twitter: http://twitter.com/ivyjp
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オープンソースの活用が,そろそろ「無償だから利用する」から,
「オープンソースだから利用する」へと切り替わるのではないかと
感じています.
ことしのスローガンは,元気なオープンソース.
OSSのコミュニティは,多様なネットワークを提供してくれます.
オンラインだけのコミュニケーションに限りません.
とはいえ,おもったほどの広がりを日本で感じられない,というの
は正直な感想です.
そもそもオープンソースをどれだけのひとが意識しているのでしょ
うか.
どれだけの大学生が,Google Summer of Code (GSoC)を知っている
のかさえも疑問です.昨年も日本からの応募はほとんどなかったよ
うです.(GoogleのなかのひとからTwitterで直接聞きました。)
Google Summer of Code - Google Code
http://code.google.com/intl/ja/soc/
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Summer_of_Code
2005年の5月から8月に初めて開催され、その後毎年行われているイ
ベントで、Googleが指定したフリーソフトウェアやオープンソース
のプロジェクトでその夏の間に課題をクリアした数百人の学生に賞
金を支払う制度
セキュリティ面でも機能面でも,優れたオープンソースは商用のソ
フトウェアを超えています.ベンダーロックインを避けて,開発資
産を世界的なネットワークで共有化して進化昇華させてあとに続く
開発者へ技術を継承させることができます.
オープンソースCMS「Geeklog」は,昨年もまたGSoCに参加し,多く
の成果を得られました.
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※アメリカ,ルーマニア,インドネシアなどの学生たちが参加。
Geeklogは比較的日本から本家へのフィードバックが盛んで,プラグ
インや本体の開発も数多くなされており,そのため,日本からの要
望がすぐに本体機能に反映される,よい循環が生まれています.
そこで,日本からGSoCのメンターを紹介してもらえないかと本家か
ら問い合わせを受けたものの,そこまでの対応ができる開発者がお
らず,断らざるをえませんでした.
日本の場合,ことばの壁は大きく,オープンソースへの参加を妨げ
る大きな要因にもなっています.
さらに,国民気質として几帳面で,お客様は神様ですとばかり,ク
ライアントの要求に応えて管理画面などに大きな開発を行いがちで,
そうなると本家へのフィードバックをしないまま次のバージョンアッ
プとなり,アップグレードしようにもできない.アップグレードで
きないサイトはセキュリティ面での不安が増す,という悪循環で,
日本ではなかなかオープンソースへの貢献ができない,本体に日本
仕様が取り込まれない,いつまでたっても独自カスタマイズしない
と使えない,ということに.
本当のユーザは,一般のサイト閲覧者なのだから,そちらをこそ優
先すべきですし,フィードバックすることが将来,より使いやすい
ソフトウェアに成長することにつながるので確実に恩恵を受けるの
ですが.
オープンソース活動がひろがらない状況は,そもそも学生への訓練
やふれあう機会がないからであり,そうなっている状況は義務教育
からの問題にぶつかります.
そういえば義務教育で成功している北欧ではオープンソースが盛ん
です.
日本では教師になりたいと思えない待遇,環境があって,問題は根
が深いですね.北欧では教師は尊敬され,なりたい職業のひとつな
のだそうです。
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ただソーシャルネットワークのLinkedInをやっていたところ,その
オープンソース活動に目が止まって,ある外資系企業からヘッド
ハンティングを受けてあっという間に入社.ドイツでの研修期間を
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